私は製造業で購買の仕事をしていましたが、強いストレスを抱え込み続けるのが難しいと判断し、生産管理へ転職しました。その経緯を書いていきます。
転職を決めた理由
購買は周りの人を動かして調整する仕事です。
そのため多くの関係者を相手にズバズバとものを言わなければなりませんし、言いづらいことも言わなくてはなりません。
私はそれが苦手でした。
こんなことを言ったら無神経だと思われるんじゃないか?
無茶な要求をしてくる相手に言い返せない…
毎日苦しい日々が続き、常に仕事を抱え込む状態でした。
とにかく今の仕事を辞めたいという思いで、転職エージェントの門をたたきました。
転職アドバイザーからのススメ
当時の私は、
とにかく今の仕事をやめたい。でも、他にやりたい仕事は決まっていない。
そんなような状況で、なんともワガママな希望者ですが、
アドバイザーもプロですからそこは慣れっこのはずです。
提案されたのは、次の2つの方針です。
- 今と同じ職種で会社を変える
- 職種を変える
今と同じ職種で会社を変える
別の会社で購買の仕事を探すということです。
職種が同じでも仕事の進め方や人間関係が変わることで改善されるかもしれない。
業務経験があるので採用されやすい。
ただし、購買自体が合わないということであれば、何も変わらない可能性があります。
職種を変える
購買とは別の仕事を探すということです。
今の仕事から逃れることができる。
ただし、業務経験が無いので転職活動の難易度が上がる。
私は職種を変えることを選びました。
とにかく今の仕事内容から早く離れて、頭を下げる日々から解放されたいという思いが強かったためです。
ただ、他にやりたい仕事があるわけではありません。
そこで紹介されたのが生産管理という仕事です。
生産管理を勧められた理由
生産管理は、製造工程の業務全般を管理する仕事です。
購買・資材調達、生産計画の策定、在庫管理、品質管理など幅広い工程に関わり、関わり方も会社によってさまざまです。
私も当時は、「生産計画の策定がメインで製造部門とよくやり取りする仕事」ぐらいのイメージをもっていました。
生産管理を勧められた理由は以下の2点です。
- 購買と親和性が高い
- 購買よりストレスが軽減される
購買と親和性が高い
生産管理も購買も管理・調整がメインの仕事です。
生産管理は製造工程全般を把握して、効率的に製造を進めるために調整する仕事ですから、購買と類似している点が多く、親和性が高い職種と言えます。
また購買の経験を活かせるため、全くの未経験より転職活動の難易度は下がります。
購買よりストレスが軽減される
生産管理が相手にするのは基本的に社内の関係者のみです。
また、各部門に対して進捗や状況を尋ねるようなやり取りが中心になります。
ですから、購買のように板挟みのプレッシャーはありませんし、頭を下げて頼み事をするような状況も無くなります。
結果的に購買よりはストレスが少なくなります。
仕事のストレスで追い詰められていましたが、アドバイザーとの面談で頭の中を整理でき、少し落ち着くことができた気がします。
以上のような経緯で生産管理を選んだわけです。