転職面接で説教されて心を折られた話

転職体験談


購買から生産管理への転職を目指して活動を始めましたが、序盤の面接ではなかなか苦労しました。
今回は初めての面接で説教された話です。

初めての面接


私は人見知りで面接をイヤだなあと思ってしまう人種です。
まして初めての転職活動で初めての面接ですから、面接の案内が来たときから不安と緊張を抱えていました。

購買から生産管理に職種を変えるので、その理由をうまく伝えられるように考えておかなければなりません。でも、なかなかうまくまとめられませんでした。

面接の雰囲気がわからないので、自分が話すイメージもなかなかできず、全然答えられずにボロボロの面接になったらどうしようという不安ばかりが先行していました。

そしてその不安は現実になってしまいました。

心を折られたお説教


初めての面接で最初に聞かれた質問は転職理由でした。
そして、その質問でほぼ面接は終わってしまいました。


「まず転職活動をしている理由を教えてもらえますか。」

「モノづくりに幅広く関わりたいという思いがあって…」

「ウチはモノづくりに幅広くは関わらないよ。」

「えっ…」


生産管理はモノづくりの工程に幅広く関わる仕事というイメージを持っていたので、そこにうまくつながるようにと話し始めましたが、出鼻をくじかれました。

生産管理とは製造に関わる業務全般を指します。実際の担当業務は会社によってさまざまで、複数の工程を幅広く管理する会社もあれば製造工程のみに関わる会社もあります。

完全に職種に関する知識不足と求人票の理解不足でした。

いきなり準備不足が露呈してしまい、その後も苦しいやり取りが続きます。


「幅広くってどういうこと?」

「今の仕事はひとつひとつの部品を発注する仕事なのでなかなかモノづくりの全体像が見えなくて、もっとモノづくりの各工程に幅広く関わる仕事をしたいと考え…」

「ウチの仕事がどんな仕事がわかってる?」

「えーと…」

もうダメだと思いました。その後も受け答えを繰り返した気がしますが、もうほとんどブラックアウトです。業務経験についても話しましたが、冷たくあしらわれるような反応だった気がします。

そして最後にもうお帰りくださいと言わんばかりにこんな言葉をかけられました。

「あなたは転職活動を今すぐ辞めた方がいい。さっきから”幅広く”ばかりで何がしたいのか全然わからないよ。自分のやりたいこともうまく言えないようじゃね。仕事の全体像が見えないと言っていたけどそれは経験が少ないからじゃないの?今の仕事をもっと頑張ったほうがいいよ。そんなんで会社辞めるのもったいないよ。」


今思い返しても心が締め付けられます…。
でも今思えば優しい面接官だったなあとも思います。

初めての面接でのこの経験から私の転職活動にやっとエンジンがかかりました。

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