購買・資材調達の仕事をしていた私が、IT未経験で社内SEに実際に転職して感じたことを書いていきます。
仕事内容
社内SEを選んだ経緯については以前書いた通りです。
入社して実際に担当した仕事内容は以下のような感じです。
- 基幹システムの保守運用
トラブル対応や性能改善のためにシステムの変更や改修を行います。 - ユーザーサポート
社内システムに関するユーザーからの問い合わせの対応や要望のヒアリングを行います。
システム改修の実作業は別部隊が担当しているので、ユーザーとのやり取りや保守運用案件の取りまとめが中心です。
転職前に気になっていたこと
異業種・異職種への転職ということで、転職活動中からいろいろと気になっていた点がありました。実際に転職してみてどうだったか書いていきます。
板挟みのプレッシャーは軽減されるか
自身の業務の立ち位置としては、社内基幹システムのユーザーとシステム側の作業者の間に入って取りまとめる位置になります。調整ごとは多く発生しますが、板挟みのプレッシャーに苦しまされることはほぼなくなりました。
関わるのは社内の人だけなので、理不尽な要求が来ることはないですし、業務を良くしていこうという共通の視点で仕事ができているからだと思います。
IT未経験でついていけるのか
全く問題ありませんでした。(問題があれば採用されないはずです…)
ただ、基幹システムに関する知識やシステムの保守運用に関する知識は、イチから覚える必要がありました。またユーザーの要望を理解するために、業務面(購買・経理・販売など)の知識もある程度身に付ける必要があり、その点は苦労しています。
場数を踏まないと身に付けるのが難しい内容が多く、業務を通して日々知識を蓄えていく姿勢が重要と感じています。
職場の雰囲気はどうか
どんな仕事であっても気になる点だと思います。
入った企業や職場によると思いますが、人間関係は良好だと思います。
面接時から聞いていましたが中途入社者が少ない職場だったので、入社直後はお互いに試行錯誤しながら馴染んでいく感じでした。
リモートワーク中心なので職場の人と直接話す機会は少ないですが、穏やかな人が多く困った時には助けてもらえています。
前職との違いを感じたこと
業種・職種・企業の違いなどいろいろな理由が考えられますが、個人的に前職との違いを感じた点を書いていきます。
業務をある程度コントロールできる
Before
常に納期のプレッシャーがあり、精神的に追い詰められながら仕事をしていました。
After
社内システムに関係する業務が中心のため、納期の融通が利きやすくなりました。
自分の業務の調整もしやすく、時間的なプレッシャーの少ない状況で仕事ができています。
結果的に残業も少なくなりました。
他部門とほどほどの関係
Before
部門間の仲が悪く、業務以外の面でも神経をすり減らすことが多くありました。
After
部門間の仲はほどほどだと思います。
言い方に気は遣いますが、コミュニケーションを取る上でストレスはそれほどありません。
電話を使わない
Before
電話文化が強く、嫌な内容の電話も毎日繰り返してきたので、電話を受けるのもかけるのもストレスになっていました。
After
メールやチャットで連絡を取るので電話はほぼ使わなくなりました。
直接会話したい時は、事前に時間を決めるか「今話せますか?」とチャットで声をかけてから通話するので、電話のストレスは一切無くなりました。
まとめ
IT未経験で社内SEに実際に転職して感じたことを書いてきました。
転職活動中に気になっていた事はいろいろありましたが、意外とやってみればなんとかなります。
IT業界は未経験者にもチャンスは大いにあるので、参考になればと思います。