購買・資材調達は、営業や設計と取引先の板挟みになるとてもツラい仕事です。
ストレスに押し潰されず働くために考えたい3つの対策を紹介していきます。
仕事をRPGに置き換える
仕事に対する考え方を工夫する方法です。
仕事を経験値を稼ぎながら冒険するロールプレイングゲームと考えて、ゲーム感覚でこなしていきます。
自分は主人公、理不尽な要求をしてくる相手やイヤミを言ってくる上司は敵キャラです。
日々降ってくる相手の要求をこなすことで、経験値を獲得することができます。
仕事をしていて厄介な相手はボスキャラのようなものです。倒すためには仲間を増やして周りの助けを借りたり、必要な情報や資料を「装備する」必要があります。倒すことができればより多くの経験値を獲得でき、レベルアップすることができます。
そんな風に考えれば前向きな気持ちになれる気がしませんか?
もし敵に負けてしまっても経験値を獲得することはできます。装備を整えてまた挑めばいいのです。
仕事で失敗してもそう考えるようにすれば気がラクになります。
イヤなことがあった時に全部経験値を稼げたと考えることができれば、上司にイヤミを言われるたびに「また経験値を稼げた」とかえってポジティブになれます。
ゲームへの変換に頭を使うようにすれば、気持ちをリセットすることができます。
中立の立場を崩さない
仕事のやり方を工夫する方法です。
購買・資材調達は、社内と社外の板挟みになる苦しい立場の仕事です。
例えば、納期調整の場面では、生産管理から厳しい納期の要求が来たら、なんとか短納期で対応してもらうべく取引先に頼み込まなければなりません。
反対に取引先から納期遅延の連絡が来たら、なんとか納期を伸ばしてもらうように生産管理に頼み込まなければなりません。
苦しい時に苦しい者の立場になって仕事をするから、常に苦しくなってしまうのです。
調達する部材が決まっていれば、標準的な価格や納期も決まっています。それに従って粛々と仕事を進めればいいのです。
判断に自分の意志を入れてしまうと、詫びたり説得したりするのに神経をすり減らす事になってしまいます。あらかじめ基準を定めておけば、気を揉むこともなくなります。
「無茶な要求をしてくる相手が悪い」
「できないものはできない」
常に中立で冷静な判断を心がけることで、仕事を進めやすくなります。
転職を検討する
環境を変える方法です。
環境を変えることで、ラクになる場合もあります。
購買・資材調達の他に向いている仕事があるかもしれません。
キャリアアドバイザーに相談すれば、自身の経験やスキルに合った仕事を紹介してくれます。
選択肢の一つとして、一度視線を外に向けてみてください。