購買・資材調達の仕事はきつい?3つの理由を解説

仕事の話


私は製造業で6年間購買の仕事をしていました。
購買・資材調達は、社内のさまざまな部門と取引先の間に入って調整を進めなければならない難しい仕事です。
毎日苦しみ、ストレスを抱えながら仕事をしている人をたくさん見てきました。

今回は、なぜ購買・資材調達はきついのか理由を解説します。
どんな仕事なのか理解する手助けになればと思います。

購買・資材調達がきつい3つの理由


きつい理由は次の3つです。

  • 社内と取引先の板挟みになる
  • 納期に追われるプレッシャー
  • ズバズバとものを言わないといけない

社内と取引先の板挟みになる


購買は、社内と取引先の間に入り、窓口となって調整をする仕事です。


例えば、ある部品を購入する場面、

生産管理から「この部品を1万円で仕入れて」と言われます。
しかし、取引先に見積りを取ると「この部品は2万円かかります」と言われました。

予算オーバーです。
こんな時、調整方法は二者択一。

1万円の予算を見直してもらうように、生産管理に頭を下げるか、
2万円の見積りを安くしてもらうように、取引先に頭を下げるかです。

購買が予算の判断はできませんし、もちろん価格を決めることもできません。
事情を説明して納得してもらうしかないのです。

板挟みになって周囲に頼み込まなければいけない状況が強いストレスとなります。

納期に追われるプレッシャー


購買は、要求があった部品を納期通りに納めなければならない仕事です。
そのため常に納期のプレッシャーがつきまといます。

すべての部品が納期通りに納入されれば苦労はありません。
しかし、切っても切り離せないのが納期遅延です。

取引先から納期遅延の連絡を受けてしまったら、関係部門に頭を下げて回ることになります。
相手から怒鳴られることもありますし、自分が悪くなくても再調整を進めなければなりません。

周りから怒られたりイヤミを言われているうちに、納期に間に合わせることができなかったのは自分のせいだという思いになってしまい、精神が疲弊します。

納期のプレッシャーの中で仕事を進めるのは強いストレスになります。

ズバズバとものを言わないといけない


購買は、依頼元の要求を満たすために周りの人を動かさなければならない仕事です。
そのため、ズバズバとものを言う押しの強さが必要になります。

取引先に対して、要求をはっきりと言う。
社内の関係部門に対して、無理なものは無理とはっきり言う。

これができないと、取引先からはナメられてしまいますし、社内からも無茶な要求をどんどん振られてしまいます。

相手に対してはっきりと主張するのが苦手な人は、周りとのやり取りで苦労することが多くストレスになります。

まとめ


購買・資材調達の仕事は、ストレスを感じる場面が多い仕事です。

ストレスとうまく付き合いながら仕事を進めることが大切です。

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