社内SEはワークライフバランスが取りやすいなんてことをよく聞きますが、実際のところどうなんでしょうか。
購買・資材調達から社内SEに転職してみて、残業時間や働き方はどう変化したのか書いていきます。
社内SE転職後の残業時間の変化
購買・資材調達をしていた時の残業時間は、大体月30~40時間でした。
社内SEに転職した後は、業務の状況によりますが大体月10時間以内に収まっています。
以前の仕事は、常に納期に追われている状態で、時間的にも精神的にも追い詰められながら残業をすることがよくありました。
今は時間に余裕を持って作業を組めるようになり、大分穏やかな気持ちで仕事ができています。
有休も問題なく取れますし、とても働きやすくなりました。
社内SEの平均残業時間
dodaの「平均残業時間ランキング【91職種別】」によると、社内SEの残業時間は月16.0時間、IT/通信系エンジニア職種の平均は月21.9時間となっています。
この調査では、IT/通信系エンジニア職種が11種類に分類されていますが、その中で社内SEの残業時間は一番少ない結果です。
ちなみに一番多いのは、ITコンサルタント(アプリ)の30.2時間です。
以上から、社内SEはIT業界の中では残業が少ない傾向であるとわかります。
社内SEの残業が少ない理由
社内SEになって、現在はシステムの保守運用を行っていますが、スケジュールをコントロールする立場で仕事をするので、余裕をもった納期で作業を進めることができています。
扱うのが社内システムで、ユーザーは社内の人なので、納期に間に合わなそうな時も比較的柔軟に調整ができます。
このような社内SEの性質から、残業時間が少なく済んでいるのでしょう。
私自身、社外を相手にしていた頃の納期のプレッシャーからは解放され、ユーザーや周りのメンバーとのやり取りもかなり穏やかにできるようになったなあと感じています。
また、私の場合は関わっているのが業務システムなので、基本的にユーザーの業務時間外に問い合わせや作業は発生しません。
休日もソワソワして落ち着かないなんてこともなくなりました。
ただし、社内SEと言っても担当業務によって、深夜や休日に対応が必要になる場合もあるとは思います。
まとめ
購買・資材調達から社内SEに転職して残業時間や働き方はどう変化したかについて書いてきました。
スケジュールをコントロールする立場で仕事ができ、社内のユーザが相手なのでいろいろな調整がしやすくプレッシャーも少ないという点が、社内SEの一番のアドバンテージかなと思います。