32歳未経験で購買職からITエンジニアへ転職した経験をもとに、書類選考を突破した方法について書いていきます。
未経験者の書類選考は狭き門
リクルートエージェントによると、転職成功者の書類選考通過率は20代前半で20%弱、全年齢平均では10%となっています。
この数字は全転職成功者の数字なので、異職種への転職に限れば通過率はさらに低くなると考えられます。
そのため、未経験者が書類選考を突破するためには工夫が必要になってきます。
私の場合、アドバイザーから書類選考の通過率は平均5-8%程度と説明を受けていました。
結果的に約130社応募し、書類選考を通過したのは8社(約6%)なので妥当な数字だったと言えます。
実際、転職活動を初めてしばらくの間は、求人票の「未経験歓迎」を頼りにひたすら応募を繰り返していましたが、全く通りませんでした。
しかし、求人の見方や応募の仕方に対する意識を変えることで、少しずつ通過率が上がってきました。
書類選考の通過率を上げるために意識したこと
書類選考の通過率を上げるために意識したことを書いていきます。
自己PRをひねり出す
IT業界の業務経験がないため、職務経歴書でITにマッチする自身の経験・スキルをうまく書けずにいました。
そこで、業務で少しでも触れた経験があるものや学生時代の経験も含めて、とにかくITに関係する経験をひねり出しました。
具体的には、以下のような内容を追加して、自己PRに結びつけていきました。
- RPAツールの運用経験
RPAツールを使った開発を研修で学んだことがあり、実際に業務でも使用していた - プログラミング経験
学生時代に授業や研究でJavaやPythonに触れたことがあった - 大学院での研究テーマ
情報系の学科卒なので、ITの基礎的な資質はあることをアピール
求人票の必須経験に注目する
求人票の「必須経験」は、企業が書類選考をする際、一番最初に満たしているかどうか確認される項目です。未経験なので「必須経験」を完全に満たすのは難しいですが、経験が近いものは取りこぼさないように意識していました。
例えば私の場合、ユーザーサポートの経験やITに関するバックグラウンドをお持ちの方のような条件はまあ当てはまっています。
あとは「基幹システム」や「SAP」といったキーワードにも反応するようにしていました。
応募数とスピードを維持する
応募数については、週に5~10社程はキープしていたと思います。
また求人が打ち切られてチャンスを逃さないためにも、早めの応募は必須です。
新着の求人を毎日チェックして気になるものにはすぐ応募、企業研究は書類選考を通過してからというスタンスで活動を進めていました。
まとめ
書類選考の通過率を上げるために意識したことは以下の3つです。
- 自己PRをひねり出す
- 求人票の必須経験に注目する
- 応募数とスピードを維持する
これらを意識することで、転職活動の中盤以降は少しずつ通過率も上がってきて、通過しそうな求人の目星も付けやすくなってきました。
未経験で転職を考えている方の参考になればと思います。