元々は製造業で購買や生産管理の仕事をしていましたが、納期に追われる毎日がイヤになり転職を決意しました。
思い切って別業界も視野に入れようと考え、当時なんとなく興味があったIT業界を中心に転職活動を始めました。
漠然としたIT業界への興味
ITに興味はありましたが、業務経験はもちろんありません。
ただ学生時代に情報系の学科で学んだ経験があり、基本情報技術者は取得していました。
キャリアアドバイザーからは、全くのゼロベースではないことをアピールすべき、テストエンジニアは未経験からでもハードルが低めと説明を受けました。
まだはっきり整理できていませんでしたが、テスト系を中心に未経験OKの求人に紹介してもらい、活動を開始しました。
ITの中で目をつけていた職種
未経験OKの求人に次々と応募はしましたが、ほぼすべて書類選考で不採用でした。
想像していた以上にキツい展開でしたが、志望する仕事内容の幅を広げてなんとかくらいついていこうと考えていました。
アドバイザーのオススメや、情報収集の中で興味を持ち始めたのが以下のような職種です。
- SAPエンジニア
- SCM関連
- ITコンサルタント
- システムエンジニア
- 社内SE
SAPエンジニア
生産管理でSAPを使用していたので、現場での実務経験を活かして導入や運用保守にいけないか考えていました。
SCM関連
IT系ではありませんが、生産管理と親和性の高い分野です。生産管理の経験を活かして、SCMや物流の企画系に進む流れを視野に入れていました。
ITコンサルタント
アドバイザーから参考までにと紹介された職種です。深くは尋ねませんでしたが、私の職務経歴や当時の需要から勧めてくれたのではないでしょうか。
システムエンジニア
IT系の中でも未経験OKの求人が多い職種で、専門性よりもヒューマンスキルやマネジメントスキルが重視されている印象でした。転職活動を始めたときから何となくこの辺りの仕事に落ち着きそうな予感はしていました。
社内SE
情報収集や求人のチェックをしていく中で関心が深まった職種です。
社内DXの機運の高まりから需要が伸びているようで、求人も多く目に入りました。
志望職種が社内SEに絞られていった経緯
なかなか書類選考を通過できず、かなり職種の幅を広げて応募していました。そんな中、システムエンジニア系で一社面接に呼ばれました。その会社は意向がマッチせず辞退したのですが、結果的にこの面接で方向性がだいぶはっきりしました。
具体的には以下のようなことがわかってきました。
- 購買、経理、営業などの実務経験があるシステムエンジニアは少ない。実務経験があれば強みにできる。
- システムエンジニアはほぼ客先常駐。未経験者はしばらく見習いのような形になり案件が絞られるので雇用する側も慎重になるとのこと。
- DX推進をキーワードにしている求人が多い。社内SEの増員や教育に注力する企業が多く、未経験者でも入り込む余地がありそう。
これらを踏まえて、社内SEやそれに近い職種を選んで応募するようになると、書類選考の通過率が上がってきました。実際に数社面接を受けてみてより志望度が高まりました。
以上のような経緯で社内SEに職種が絞られていき、最終的に業務システムの運用保守を担当する社内SEに転職しました。