社内SEは開発しない?未経験から転職したSEが解説

仕事の話


未経験から社内SEへの転職を考えている人は、

「開発はするのか?」「未経験でも大丈夫なのか?」

といった点が気になると思います。

社内SEは、開発する場合もしない場合もあります。
本記事で詳しく解説していきます。

社内SEの仕事内容


社内SEの主な仕事内容は以下の通りです。

  • 社内システムの企画
  • 社内システムの開発
  • 社内システムの保守運用
  • 社内のヘルプデスク


社内システムの企画

自社の課題解決や業務効率化、コスト削減などを実現するためにシステムの企画を行います。
すでに世の中に存在するシステムやソフトウェアを使うほうがメリットが大きければ導入を検討します。

社内システムの開発

社内システムの開発には、自社で開発する場合と外注する場合があります。
自社で開発する場合は、社内SEが要件定義からテストまで一貫して担当します。
外注する場合は、外注先との調整、進捗管理などを行います。

社内システムの保守運用

システムの導入後に保守と運用を行います。
障害が発生した時の対応や、ユーザの要望に応じてシステムの改修を行います。

社内のヘルプデスク

社内からの問い合わせの対応を行います。
システムやPCの設定についてサポートしたり、トラブルの対応を行ったり、幅広い内容の問い合わせに対応します。

社内SEは開発しないのか

開発する場合もある

社内システムを自社で開発する場合は、社内SEが要件定義からテストまで一貫して開発に関わります。
外注する場合は、直接は関わりませんが外注先のマネジメントを行います。

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が発行した「DX白書2023」によると、
コア事業/競争領域において、システムを自社開発している企業は24.8%です。
そのため、社内SEが開発に直接関わる機会は少ないと言えます。

社内SEはプログラミングしない?

開発を外注している場合や既製のシステムを導入する場合は、社内SEはプログラミングをしません。
社内SEへの転職を考えている人は、自社開発の企業を選ばなければプログラミングができなくても問題ありません。

「プログラミング」とは「開発」の工程の一つですが、混同されがちな言葉です。
社内SEは開発は担当しますがプログラミングをすることは少ないので、「社内SEは開発しない」と言われる場合があるのかもしれません。

社内SEに求められる役割

社内SEに求められる主な役割は、社内のIT戦略を進める上でのマネジメントや関係者との調整です。
また、業務効率化やシステムの不具合などのあらゆる問題を解決するためにプログラミング的思考は必要となります。

まとめ

社内SEの仕事内容は幅広く企業や組織によって役割もさまざまです。

求人を見るときには、その企業がどのようにシステム開発を行っているのか、募集している具体的な仕事内容は何なのかをよく見極めましょう。

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