30代未経験者のIT業界への転職は、20代に比べると難易度は上がります。
しかし、ポイントを抑えて転職活動を進めれば無理ではありません。
抑えるべき3つのポイントを紹介します。
経験を活かせる職種を選ぶ
30代に求められるのは業務経験です。前職での経験や身に付けたスキルで20代より深みを出す必要があります。
そのため、業務経験やスキルを活かせる職種や、仕事内容が近い職種を選ぶことが重要になります。
例えば、以下のような考え方ができます。
業務経験として
- 社内外との折衝経験がある → システムエンジニア
- マネジメント経験がある → プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダー
- 事務やMicrosoft Officeの操作経験がある → ITサポート
自身のスキルとして
- プログラミング経験がある → プログラマー
- Webサイトやアプリの制作経験がある → Webエンジニア
目指したい職種と自身の経験を照らし合わせて検討していくのが望ましいです。
未経験者を育成できる企業を選ぶ
企業を選ぶときは、未経験者を育成できる環境が整った企業を選ぶことが重要になります。
理由は以下の2点です。
- 採用される可能性が比較的高い
- 入社後についていけない状態を防げる
採用される可能性が比較的高い
未経験歓迎と求人情報に書かれていても、多くの企業は経験者を優先して採用します。
未経験者が転職を成功させるには、未経験者を積極的に採用して育成するために研修制度や教育体制を整えている企業を選ぶことが重要です。
逆に言えば、環境が整っていない企業は未経験者を受け入れたとしても十分に育成できませんし、選考を通過する可能性も低くなります。
求人情報や企業HPで研修制度や採用状況について調べて、未経験者でも採用される可能性が高そうな企業を見つけましょう。
また、面接でも探りを入れて見極めるようにしましょう。
入社後についていけない状態を防げる
独学である程度の知識を持っていたとしても、未経験者を育成できる環境が整っていない企業で十分なスキルを身に付けることは難しいです。また、周りのメンバーも未経験者の受け入れに慣れていないので、チームで円滑に業務を進めるのは難しくなります。
結果的に、任された仕事をこなせなかったり、メンバーとうまくコミュニケーションを取ることができなかったりして、ついていけない状態になってしまう可能性が高くなります。
転職エージェントを活用する
30代未経験でIT業界へ転職するためには、転職エージェントの活用が有効になります。
IT業界は多くの職種があり専門性が高いので、個人で転職活動を進めるには限界があります。
転職エージェントは、IT業界の職種・企業に関するさまざまな情報を保有しています。
また、IT業界に精通したキャリアアドバイザーが自身のスキルや経験に合わせて、的確なアドバイスをしてくれます。
転職エージェントを活用した転職活動をおすすめします。